令和五年度 いわき准看護学校 卒業式

准看護師

2024年3月3日(日) 午前10時
いわきワシントンホテル 椿山荘 3F『アゼリア』

一般社団法人いわき市医師会 附属 いわき准看護学校 卒業式


 


COVID-19が5類感染症へ移行したこともあり,卒業生のほか参列者はご家族・ご親族,臨地実習関係医療機関関係者,在校生,医師会関係者,学校職員.

有難くも大勢の参列者に見護られ,40名が卒業証書を授与されました
さらに,いわき市医師会会長賞,学校長賞,皆勤賞などなど,多くの方が表彰されました.

今年もとっても良い雰囲気の式典に恵まれましたよ.(∩.∩)

最後,卒業生代表による答辞では,その凛とした佇まい,淀みの無い口調.内容の深み,心に届いた想い,などが感動を喚び,思わぬ拍手が湧き起こりました.益々感動!

私の知る限り,初めての拍手かと思います.

願わくば来年より,厳粛さのみならず,感動に対する素直な反応が具現化,それが普遍化,となればいいなぁと,嬉しく期待するところです.

では今年準備した学校長式辞,皆さんにも読んで頂きたく,ここに披露します.



はなむけのことば

 この晴れの式典にご参列された皆さん、ご卒業、まことにおめでとうございます。心より、お祝いを申し上げます。そして皆さん全員が揃って証書を授与される、此の上無い歓びです。

 さて皆さん、どうぞこの二年間を今一度、振り返ってみて下さい。

 二年前の入学式の際、私は皆さんに決して一人ではない、とお話しました。専任教諭、医師会、ご家族・ご親族、臨地実習関係医療機関、多くの方々に見護られてきました。そして皆さんが遂に、この日を迎えること叶ったのです。

 二年間の学びの中で、皆さんは新たな環境に適応し、困難に立ち向かってきました。特にコロナ禍による制約は、学びと生活に、大きな影響を与えました。この想い出深く、忘れがたき二年間、それはしかしながら、困難から逃げず、耐え抜き、克服し、成長してきたことの、証。ここに、最大限の賛辞を皆さんに贈ります。そしてこれからもその精神を、大切な誇りとし、持ち続けてください。

 ご家族・ご親族の皆様、これまで陰になり日向になり賜った、全てのご支援に感謝申し上げます。この式典にご参席頂いたことが、これまでのご恩に対する、学生達からの何よりの謝恩。心よりお慶びを申し上げます。

 臨地実習関係医療機関の皆様、コロナ対策が何よりも最優先された中、その苦難にも拘わらず学生達を受け入れ頂き、適切・適宜、暖かなご指導を賜りました。座学では想像もできぬ現場の厳しさ、さらにはそれを感じさせぬ、患者さんへの優しさ。実に多くの学びを与えて頂きました。深く、深く、御礼を申し上げます。

 

 

 さて卒業生の皆さんは、明日より再び新たな環境、社会へ向かいます。卒業の歓びの中にも本試験への緊張、漠然とした不安、そして感謝と惜別、あるいは硬い決意、強い覚悟など、様々お持ちでしょう。

 中でも学友との別れ、後ろ髪を引かれるものと察します。誰よりも多く傍に居て、同じ課題に悩み、何度も乗り越えてきた試練、それらを喜び合ってきた学友。今日は大きな節目。准看護師の道へ最後の一歩。その大きな一歩を、皆さん、学友全員で踏みしめてください。皆さんの准看護師人生が、揺るぎの無い大地に拡がることを、願って止みません。

 皆さんの卒業式と一にして、本日は雛祭りの日。平安時代、雛人形は「再厄除け」の「守り雛」、として祀られるようになった、とのこと。皆さんの前途が、古来の伝統からさえも守護され、更なる成長に専念できること、ただただ期待するところであります。

 最後に、ご参列された全ての皆様の、これからの人生が、さらに輝かしいものとなり、健康と幸福に満ち溢れることを心より祈念し、はなむけのことばとさせて頂きます。

令和 6年 3月 3日

いわき市医師会附属 いわき准看護学校 学校長 洪 浩彰

 今、皆さんは新しく開くべき、扉の前に居ます、人生の貴重な2年間を費やし、ここまで来られた皆さんを、わたしは誇りに思います。本日はご卒業、まことにおめでとうございます。

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